改装後の店内

例えば、奥のカウンターは元々壁だったところを取り壊して、亭主さん(施主様)とお話ししながら食事を楽しめる様になっています。改装前と他の写真は下のギャラリーを参照してください。

依頼内容

以前はお蕎麦屋さんだった居抜き店舗の改装工事の依頼をいただきました。
図面が残っておらず、正確な年度はわかりませんが、おおよそ築30年以上の木造平屋です。
施工前の状態から大きく変える点は

①トイレの間取り位置
②壁を取り壊してカウンターの設置
③玄関扉の入れ替え
④小上がりを取り壊してテーブル席へ

の4点です。それ以外は、予算を抑えながら使えるところは使っていき、「町のおばんざいが食べれる小料理屋」というイメージで内装を整えていきます。

施工内容

①トイレの間取り位置変更

トイレの間取りを変更するには、給水と排水の配管をやり直す必要がありました。小上がりの座敷を取り壊す予定ではあったので、床下を掘り返す工程は当初より組み込まれていましたが、現在水回りの間取り変更をお考えの方は工事規模が意外と大きくなることが多いのを念頭においた方がいいかもしれません。和式のトイレは、洋式に変えウォシュレットを付けました。中小規模店舗で気にした方がいい部分としては、お手洗いの防音です。特に一番近い席側の壁は気を使って防音材を厚くさせて頂いてます。

②壁を取り壊してカウンターの設置

入り口正面、以前は壁だった部分を取り壊して、おひとり様でも入りやすく、キッチンからお客様の出入りが見えるオープンスタイルに変更しました。どうしても強度の関係で抜けない柱が残ってしまいましたが、壁と色を合わせてパーソナルスペースを区切る意味でもいい役割を与えられたのではと思います。

③入り口の引き戸入れかえ

立て付けが悪く、鍵も古かったので防犯の面でも引き戸を入れ替えました。樹脂製で軽く、耐久性、断熱性ともに高いものになってます。取り付けに際しては、レールから入れ替えようとすると、基礎を削らなくてはいけなくなるので、「カバー施工」を採用させていただき予算を抑えました。外観も高圧洗浄で洗い、明度差が出ないように収めました。

④小上がりの取り壊し

小上がり、畳の座敷は完全に取り壊してテーブル、新しいお手洗いの位置として活用しています。お手洗いを奥に配置することで、カウンターの確保と並びにキッチンの広さを確保できた形になります。お座敷という和風ならではの空間も捨て難いですが、お客様の使い勝手、接客のしやすさ等メリット、デメリット等ありますのでお考えの際はご一考いただけるといいかもしれないです。

他にも、給排水の工事、配管洗浄、給湯器の入れかえ、ガス工事、基礎工事、塗装等ありましたが細かい点は以下動画リンクを含めて見ていただけたらと思います。質問、疑問等ありましたらお問い合わせくださいませ。

 

【各施工動画リンク(Instagram)】

・給湯器入れかえ(インスタグラム:給湯器取り付け

・カウンターテーブル塗装(カウンター塗装1)(カウンター塗装2:クリアー

・吊り戸棚設置(吊り戸棚設置動画

 

(2023.9月 完工 担当:住宅工事課 横倉)

【同担当者 施工事例リンク】

中古住宅のフルリフォーム(大広間)