ご自宅敷地内にあります浄化槽の蓋の新調のご依頼をいただきました。蓋部、フレーム部共に経年による錆びでボルトも効かなくなってしまっている状態でした。蓋は厚くまだ使えそうですが、蓋を開けると、劣化した塗料や錆びた部分が剥がれており、いつ抜けてしまうか分からないような状態です。

敷地内では、車の往来もあるため新調する蓋も荷重に耐えうる厚さと構造、フレームも枠幅を広くして1点にかかる加重を分散できるようにしていきます。


今回は古くなったフレームを綺麗にして、その周りを覆うようにカバー施工で補強し、上蓋は6枚から3連の1枚に新調しました。1枚あたりの重量は重くなってしまうものの、全体で負荷を受けることで、金属疲労を少なくして長持ちするようにしました。仕上げは、錆止めの後に塗装を施して完成です。生活インフラでもある浄化槽周りの設備は消耗品でもありますので、定期的な部品交換や点検をおすすめします。特に野晒しですと、使用環境にもよりますが、5年に一度は部品の交換や、再塗装等のメンテナンスをおすすめしております。

(2023.9 完工 担当:柏)


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