皆様月曜日いかがお過ごしでしょうか?今週も私広報担当が、人生を楽しくさせる「推し」をご紹介!
といっても、今回は「休日に読書っていう最高のムーブ」と題しまして、物というよりは「過ごし方」にフューチャーしております。大人になって忙しくなると以前趣味だった方も「読書」をしなくなるのではないでしょうか?また、「本を読むことが苦手!」といって食わず嫌いしている人も多いのではないでしょうか?実は私もその一人でした。学生時代の刷り込みか「読書=勉強」という認識があり、勉強が得意じゃなかったので勝手に苦手意識があったのだと思います。それが、30歳を超えた頃、何かのきっかけでダンブラウン著『ダヴィンチ・コード』を読んだのが休日に読書することが楽しみになった始まりでした。
読んだこともない人もいると思うので、内容は触れませんが、いわゆる「謎解きミステリー」の要素がある小説でした。寝不足になりながら、毎日仕事終わりを楽しみに一気に読み耽ったのを覚えています。そこで気づいたのは、本はジャンル事にその体験は違うものになることが多いということ。私個人として、小説はおすすめはすぐ出てきますので、その他のジャンルでおすすめのものを3つ挙げて行こうと思います!
①現代経済学|マシュー・サイド 著『多様性の科学』
現代経済学、というと「勉強嫌いって言ったのに、勉強の本じゃん!」と思う方もいるかもしれません。しかし、現代経済というのは働いている人皆さんが必ず接している分野。言葉にすると難しいですが、今の事をしろうという本です。昨今「多様性」という言葉がようやく日本でも見直され、様々な価値観が交錯しています。その中で「多様性ってそもそも企業内でどういう強みになるの?」というところに立ち返ってみると、はっきりとは言葉にするのは難しいですよね。それを、なるべく分かりやすく科学的に過去の事例も紹介しながら、「多様性の強み」が何なのかを解説してくれる本です。「三人寄れば文殊の知恵」と古より言われる通り、色んな人がいることが改めて企業としても、組織としても強いのであると確信を持てる本です。
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②ライトノベル|丸山くがね著『OVER LOAD』
ライトノベルというジャンル名がそれなりに地位を獲はじめてそれなりの年月が経ちましたが、人によっては「えっと、あの漫画のやつ?」みたいなあやふやな認識かと思います。「ノベル」とは小説、では「ライト」とはどういう意図でつけられているのでしょうか?諸説ありますが、ネット上で「小説投稿サイト」が増えはじめた時期があります。それ以前から、ブログなどの機能を使って、横文字小説などネット発の一般人だった方が執筆したものはありましたが、ジャンルとして確立するほど数は少なく、あくまで「エッセイ」として扱われる側面が大きかったのです。他にも、2次創作として、「もしこの作品に続きがあったら」という仮定で、ファンが自作の物語を書いたりしましたが、同じコミュニティの中で消費されるものがほとんどでした。時代が経過し、ネット環境も進化してきた頃、有名動画サイトや「小説を投稿する」に特化したサイトが登場。多数の作品が生まれるきっかけとなりました。そこから、書籍化、アニメ化、映画化等した作品も多く、出版社から販売されるそれまでの小説家になる工程を踏襲しない人たちの作品で、主にファンタジーやサブカルチャーと親和性のあるものを「ライトノベル」と呼んだりします(諸説あります)
その中で、おすすめしたいのがこの作品。丸山くがねさんの「OVER LOAD」です。超絶ブラック企業で働く主人公がある日大好きだったゲームの世界へ閉じ込められてしまいます。現実に戻る事を模索しようとしますが、現実での生活を思い出して天秤にかけてみたところゲームの中の世界で生きていく事に…!というお話です。内容は個人の好き嫌いがあると思いますのであまり詳しくは書きませんが、おすすめしたい点は「敷居の低さ」です。男性なら一度は「悟空のように強かったら…」「ドラえもんがいれば…」なんて妄想をしたことがあるんじゃないかと思います(偏見)そういう妄想を、本気で設定を詰めて書いた作品が多いのが、ライトノベルなのです。難しい言葉や時代背景等の設定がありますが、基本的には現代とどこかリンクしているので、読み物してみたいけどガチの小説は…、という方はライトノベルから入ってみてはいかがでしょうか…!
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③歴史書|宇佐美文理、青木孝夫編集『芸術理論古典文献 アンソロジー 東洋編』
レ、れ、れ、歴史書!?と思われた方も多いと思いますが、ちょっとジャンルについてどう言った分類になるのか迷いました。こちらの本は大学の講義で使われるのを目的として作られあからさまに「勉強」なのですが、実は違います。高校生までの勉強は覚えることに主体を置いていることが日本では多いですが、大学の勉強というのは、もちろん知識も必要ですが、そこから課題を見つけることに重点が置かれます。問いを見つける、と言い換えてもいいかもしれません。
そんな大学で使われるテキストなので、考えさせられるポイントというのがよく書かれています。また、この本は「芸術」に関する文献を体系的にまとめた本になります。「芸術」とは馴染みがないと、敬遠されがちですが、どちらかといえば、私たち日本も属している「東洋」がどういった経緯で「いいもの」の判断基準を作ってきたか?「いいもの」は流動的で時代によって移ろいゆくものである。とは誰かの言葉ですが、まさにその通りで、どのような経緯で、どう言った歴史のもと「日本人、ないし東洋人」としての美的感覚が備わっていったのか?ということを追える内容になっています。中国では太古より「科挙制」と呼ばれるお受験社会だったんですが、その科目には詩や絵画、音楽に関する項目が入っており芸術に関しての向き合い方が今とはもっと違っていました。現代の日本を見てみても、受験社会ではない!とは言い切れないくらいに各段階で、受験は待ち受けていますよね。そんな社会制度のルーツや、「いいな」と思う日本人らしさが言葉にするとどう言ったところに起因しているかが解説付きで読めるんです。ビジネスをする上でも、価値については考えることが多いと思いますが、その根源的な人間の作用を哲学的に追っていくのもとても楽しいです。「普段とは違う本が読みたいな』と思う人にもおすすめですので、ぜひ手に取ってみてくださいませ。
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以上3点のご紹介でした!あくまで、「読書」して過ごす時間を推したいので、正直本は何でも構いません!水戸市でゆっくり本を読むなら、とりあえず県立図書館が種類も多くおすすめです!落ち着くお気に入りの空間で、お気に入りの椅子とコーヒーと一緒に、「読書」で時間を読んでみてください。Instagramでは、オタク特有の早口で読書の良さを書いていますので、そちらも読んでいただけると嬉しいです!
【過去記事】