今回ご依頼いただいたのは、脱衣所の床の張り替えと洗面化粧台のリフォームの工事です。
現場調査に伺った時にはすでに穴が空いてしまっており、レジャーシートで塞ぎ日々生活を送られていました。安全性の観点から、工期の設定とお見積もりは最短で出させていただき、ご予算に収まるということでそのまま工事の発注をしていただきました。

体が不自由なご家族がいる関係で、洗面台の水が床に溢れてしまい朽ちてしまった床。その現状確認と、ライフスタイルに合った部材の選定をご予算内でさせていただきました。
車椅子など、身体にハンデがある方の商材は流通量も少なく単価が上がってしまう兼ね合いで、新しくしました洗面台も一般用ですが床に使うタイルを福祉・医療の現場でも使われる厚みのあるものを選ばせていただきました。

・サンゲツ(SK20074)※画像クリックで公式ページへ

その下の木材も朽ちている部分は廃棄し、まだ使える箇所は新しい木材との抱き合わせで組ませていただき、前よりもより強い床の下地にしました。基礎が布基礎というコンクリートではない土の状態の基礎なので湿気にも強いスタイロフォームという断熱材を組み込みました。

・スタイロフォーム断熱材 ※水、湿気に強い(画像クリックで公式ページに飛びます)

壁も床同様に壁紙にカビが発生しており、後ろの石膏ボードや、床との接合部の木下地も朽ちている状況でした。なので、洗面台の裏側の木下地とボードの張り替えと天井以外のクロスを防カビ防水コートのあるものに張り替えをさせていただきました。お風呂場への扉の周りの三方枠も見積もりには含ませていただき、実際に開けてみて影響がある様でしたら新調し、なければご請求書から引かせていただこうと提案しましたが、三方枠もシロアリの痕跡と水分で腐ってしまっている箇所があったので今回新しいものにさせていただきました。
・使用クロス(壁のみ|サンゲツ〈SP2804〉※画像クリックでカタログへ)

今回設置致しましたのはTOTO Vシリーズの三面鏡セレクトの商品です。(画像クリックでカタログにとびます)間口は750mmの一般的なタイプですが、高さは800mmのもので立って使用しても車椅子の使用でも大方問題がないことを確認しました。当初は、下部収納部分を解体して車輪が入れる様にして欲しいとのことでしたが、そのままでも使えそうだと確認をいただき扉はそのままでの納品とさせていただきました。

合計:51万円 [tax inc](2024年9月の段階)
(内訳)
・解体工事(産業廃棄物処理込み) 9万円
・壁床張替 20万円
・壁紙 3万5千円
・三方枠 2万円
・洗面化粧台 11万円
・消耗品 5千円 
・消費税(10%) 4万6千円


担当:鈴木、山本

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