〈概要〉
2023年(令和5年)から始まるリフォームに関する新しい補助金・助成金制度が発表されました。2023年12月末までに工事完了することが条件にもなっていて、また、予算に達し次第終了となりますので、こちら補助金を利用してのリフォームをお考えの際は、お早めにご相談ください。また、経済産業省の「住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業」と環境省「断熱窓への改修促進等による家庭部門の省エネ・省CO2加速化支援事業」の補助金も対象物が重複しない事を条件に併用でき、申請も一度に行えるワンストップ申請になる予定です。
〈対象となる方〉
リフォームの場合全世帯が対象です。さらに、子育て世帯(申請時点で18未満の子を有する世帯)、若者夫婦世帯(申請時点で夫婦であり、どちらかが39歳以下の世帯)が所有者かつ自らじゅうきょする住宅である場合補助額の上限が引き上げられる場合があります。
〈対象となるリフォーム〉
・契約日は問わず、着工が11月8日以降であること、工事完了が2023年の12月31日までであること。
・申請する補助額の合計が5万円以上であること(ワンストップ補助金と併用の場合は2万円以上)
・以下3つの項目のうちいずれかの施工を含む事(必須工事)
①窓・ドアの断熱(ガラスの交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換)
②外壁、屋根・天井、床の断熱施工
③エコ住宅設備(太陽熱利用、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、蓄電池、など)
・上記三つのうちいずれかの施工をすれば以下「子育て対応改修」にも補助金がでます(任意工事)
①家事負担軽減につながる設備(ビルトイン食洗器、コンロ、掃除しやすいレンジフード、浴室乾燥器、宅配ボックス、など)
②防犯性向上につながる開口部施工(外窓交換、など)
③生活騒音への配慮につながる開口部の施工(窓、ドア交換)
④キッチンセットの全面新設
⑤防災性向上改修(飛散防止ガラス、複層ガラスへの交換)
⑥バリアフリー工事(手すり、段差解消、など)
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置(国、地方公共団体が運営する試験期間等で効果が確認された性能を持つエアコン)
〈対象となる施工の期間〉
契約時期の決まりはないですが、工事開始は事業者登録がはじまる予定の2023年1月中旬以降で、2023年12月までに工事が終わるものである事が条件です。契約の時期の決まりがないので、補助金の対象施工であることが確実なら契約時に工事時期を対象期間で調整しましょう。
〈対象となる商材〉
今回の補助金はエコ機能が保証されたものに取り替える場合の施工が対象になっています。現在発売されている商品でその機能が保証されているもの、来年以降発売の対象となる商品も、商材メーカーが国に登録申請をおこない、認定され次第掲示されていきます。2023年以降公式ページにて更新があると思いますのでそちらもご参照ください。
〈ワンストップ補助金について〉
同じ国の財源である補助金は併用できない事が多かったですが、今回は3省合同での併用・申請が可能です。それが
①高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金
ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム)の導入が対象
②住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入、先進的窓リノベ事業
一定の基準を満たす断熱効果向上性能のある窓への改修
と、子供エコ住まい支援事業の3つです。お客様の施工内容に合わせて補助額が最大になるように提案させていただきますので、そちらも含めてご相談いただければと思います。
リフォームの場合最大で60万円(予定)が補助対象となる子供エコ住まい支援事業は、物価やエネルギー関連の値上げが続く昨今とても助かる情報ですね!まだ、補助額など細かい部分は来年以降順次発表なので、またお知らせしたいとおもいます。
〈各公式HP〉
◇こどもエコ住まい支援事業
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000215.html
◇高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー促進事業費補助金
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo.html
◇住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業について
https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window.html