
最大200万円補助される住宅省エネキャンペーンが開始!
2023年から弊社も登録事業者として補助金申請業務を行ってきました新築・リフォームに使える補助金制度である「2025年住宅省エネキャンペーン」が本年度も始まりました。
物価高騰は建設業界にも波及していますので、必要となるお家のメンテナンスや機能・性能向上の工事などお得に行いましょう。
以上、4つの事業が同時に申請が可能になっています。
それぞれの特徴を簡単に紹介しておりますが、まずは公式HPをご紹介します。

本年度から、公式ホームページが改善され見やすくなりました!
それでも全てを抑えるには情報量が多すぎますので、こちらでそれぞれの内容に関してまとめたいともいます。(弊社はリフォームを中心に施工させていただいておりますので、ご紹介内容もリフォーム中心となります)
1、子育てグリーン住宅支援事業

新築・リフォームどちらも幅広い補助対象となっている万能型の支援事業。
・開口部の断熱改修
・躯体の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
この3つのカテゴリーから2つの工事を行うことが条件となっています。
それを満たすと、更に広いカテゴリーの工事が補助対象となってきます。
窓・給湯器以外のリフォームをお考えならまずはこの補助金制度を調べてみましょう!
①開口部の断熱改修(→公式ページ)
窓、玄関扉 等、開口部の断熱性能を上げる工事です。先進的窓リノベでの申請であっても、カテゴリー1つを工事するという条件を満たした扱いになります。
②躯体の断熱改修(→公式ページ)
壁や床、天井に断熱性能の高い断熱材の施工をする等の工事です。壁や床は大規模改修工事になる事が多いのでリフォームにおいては天井の断熱材施工がオススメです!中古住宅のフルリノベーションでしたら、住宅機能を上げるために断熱、気密施工に予算を当てて長く快適にお住まいになれるお家にするのがオススメです。
③エコ住宅設備の設置(→公式ページ)
ちょっとした工事でもクリアできるのがこのカテゴリー。その対象は広く、トイレ、湯船、水栓、給湯器、蓄電池、等です。給湯省エネ2025事業で給湯器等を申請しても、子育てグリーン住宅の要件を満たした扱いになります。
条件を満たすための工事組み合わせ事例
今年からカテゴリー2つを満たすことが条件となり、補助金利用のハードルが上がったと感じる方も多いのではないでしょうか?他の人がどんな工事の組み合わせでカテゴリー条件をクリアして補助金を利用しているか見ていきましょう。
事例1
トイレと内窓の設置

・節水型トイレでお掃除しやすい機能を有するもの(補助額|23,000円/1台)
・家族がよく過ごし、一番冷暖房を使う場所に内窓を設置(窓リノベを利用|機能区分Sクラス|サイズ大×2箇所|補助額65,000円/1カ所
この二つでカテゴリー条件を満たし、1事業の申請の最低補助額5万円になるように対象になる工事から以下を施工。
・掃除しやすいレンジフード(13,000円/戸)
・ビルトイン自動調理対応コンロ(15,000円/戸)
以上の工事で181,000円の補助を受けながらリフォームをしました。
カテゴリー条件を満たせば空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置、宅配ボックス、手すりの設置なども補助対象となってきます。電気機器はどうしても寿命は10年前後と決まってきますので、そろそろ寿命かな?と考えている方はこの機会に一緒に施工を考えてみてもいいかもしれません。
事例2
お風呂場の大規模改装

・ユニットバスの設置(高断熱浴槽 32,000円、浴室乾燥機、節水水栓 6,000円、手すりの設置6,000円、浴室段差の解消 7,000円、浴室扉の開口広げる工事 28,000円|総額 79,000円)
・ハイブリッド給湯器設置(省エネ2025年事業利用|150,000円)
・浴室、脱衣所内窓の設置(窓リノベ2025事業利用|機能区分S|サイズS|28,000円/箇所)
昔ながらの土間打ちのお風呂からユニットバスへの入れ替えの施工事例です。浴室と脱衣所が冬場とても寒く、せめてそこだけでも暖かくリスクの少ない環境に変えたいとのご要望でした。
50cmほどあった段差も解消され、狭かった間口も引き戸の広いものへ。(有効開口の寸法)
エコキュートを考えていらっしゃいましたが、いつ震災がきて電気が止まるかもしれないということでリスクを考えるならハイブリッド給湯器へ変更しました。
条件を満たしながら、総額285,000円の補助を受けながらの工事になります。
注意していただきたいのは、手すりの設置の補助対象は一戸あたり1カ所になります。また、ユニットバスからユニットバスへの変更は、入り口の幅や段差の解消の対象となりずらいものが多いので施工店と公式窓口に確認が必要です。
給湯器の寿命は10年と言われており、買い替えをお考えの時期が浴室の入れ替えと被るのであれば補助金を利用し一気にリフォームをしてしまうのがおすすめになります。
他にも様々な組み合わせ
・天井断熱と内窓の設置
昔ながらの住宅のため、壁が真壁(壁の中の空洞がない)のもあり、天井へ断熱材を入れ開口部に内窓を設置して、少しでも暖かく涼しい家へのリフォーム。注意点は断熱材の補助基準は㎥(体積)なので、敷いた面積ではない点です。柱や支えがしっかりしていれば大丈夫ですが、あまり沢山の断熱材を入れる予定の際は構造上安全かの確認を施工店にとりましょう。
・床断熱とトイレの入れ替え
畳の部屋をフローリングに変える工事の際に断熱材を施工し、和式のトイレから掃除しやすい機能を有する省エネトイレへ変更、手すりを設置しました。
2、先進的窓リノベ2025事業

開口部の断熱・遮熱リフォームは光熱費等ランニングコストを下げることから、費用対効果が高い工事として人気です。
どれだけ高い設備を入れても10年で取り替えが必要になりますが、窓をはじめ断熱材など躯体の性能を上げる工事はその後の費用がかからないものが多く、効果も実感しやすい工事。防音効果も期待できるので、道路沿い、線路沿いにお住まいのお客様からも人気です。
家自体の性能を上げるならまずは窓から
内窓・はつり・窓取り替え・カバー施工など工事の種類と、窓、枠の性能によって補助額が変わってきます。そして、子育てグリーン住宅支援事業の窓の補助額よりも高く最大200万円まで補助が可能です。最近の住宅は複層窓が最初から入れてありますが、築20年を超える建物は単層ガラスが多いと思います。全ての窓とはいかずとも、家族がよく集まり、よく利用する部屋や浴室や脱衣所の窓を変えてヒートショックに対するリスクを下げたりと家の機能を底上げするための一番オススメできる(お客様に負担が少ないという意味で)工事です。
3、給湯省エネ2025事業

・ハイブリッド給湯器
・エコキュート
・エネファーム
を対象とした補助事業です。省エネ目標基準の水準を超える機器を対象に入れ替えに対して補助が出ます。また、太陽光との連動やWi-Fi接続機能などを有する場合補助額が引き上げられます。
約10年〜15年が寿命とされる給湯器。使えなくなる前に交換を
昨年とは違い、ガス給湯器が補助対象から外れてしまったのですがエコジョーズは子育てグリーン住宅支援事業の対象商品になるのでそちらをご覧ください。
毎年寒くなると機器への負担が増え、一番止まって欲しくない時期に壊れることが多いのが給湯器。弊社でも工事でお待たせする期間が短くなってきた今こそ買い替えの時期を迎える場合はご相談ください。
賃貸集合給湯省エネ2025

・賃貸住宅オーナー向けの補助事業
・エネルギー消費の大半を占める給湯においてエコフィール、エコジョーズ大量入れ替えを支援する
・急な給湯器故障の対応は大家様にとって負担になるのでリスクヘッジとして補助事業を利用し早めに交換する物件が増えている。
個人向けではないので、下記公式ページにてご興味のある方は詳細確認ください
以上が本年度「住宅省エネキャンペーン」の概要になります。
経年でのお手入れや、急激な温暖化による暑さ対策等、様々に住宅リフォームの需要が増す中、比例して物価も上昇しており上手く補助事業を利用して少しでも安価に済ませたいですね。
弊社では補助金担当者を窓口に各種申請やご相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
【その他使えるリンク先】
・補助対象機器・建材検索→https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/manufacturer/search/
・補助登録事業者 検索→https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/search-for-manufacturer
・LIXIL 補助金専用ページ→https://www.lixil.co.jp/shoenehojokin/2025/
・TOTO 補助金専用記事→https://trs.jp.toto.com/blog/63/post_2915-reform-subsidy2025
・YKKap 補助金ナビ→https://www.ykkap.co.jp/consumer_business/satellite/law/subsidy2025/simulation/app/