
年々暑くなっているように感じる夏、ジメジメの梅雨、さらに台風等の災害。
お家での時間を少しでも安心で快適に過ごすために、手軽なリフォームの提案とアイテムのご紹介。
自然災害が住宅にもたらすリスクについてお復習いしてこの夏に備えましょう!
1、ご自宅での湿気対策
2、災害に備える
3、雨樋の重要性!ご自宅の雨樋は大丈夫?
リフォームでできる湿気対策としてよく挙がるものは「断熱材」「複層窓」ですが、敷居が高いように感じてしまいますよね?断熱材は壁を一度取り壊すような大掛かりな施工になる場合が多く、複層窓の導入もコストが高そう…。そこで今回は、もう少し気軽な湿気対策として「調湿機能付きの壁タイル」を紹介しようと思います。調湿機能がついた壁タイルは、主なメーカーさんですとLIXILさんの「エコカラット」が有名で、調湿効果は壁紙の25倍、珪藻壁の6倍と機能性はトップクラスを誇ります。有害物質吸着、ニオイ吸着等室内環境をより快適にしてくれる効果が期待できます。
そのかわり、他の壁材に比べると費用がかさみます。なので、アクセントクロスの様にお部屋側面の4面のうち1面をエコカラットで仕上げるコーディネートをお勧めしています。それでも機能性は全面を珪藻土にした場合よりも数値上では高く、効果が期待できます。
他にも「アール・ブリュット」シリーズという絵画をプリントしたエコカラットも登場しており、トイレや水回りなどのニオイがきになる空間へ、飾るだけで機能をプラスできます。この夏の湿気対策として導入を検討してみてはいかがでしょうか?
ここ数年、強い台風の他に爆弾低気圧など、大雨や暴風による災害が増えています。災害予報が出たとき、皆さんどのような対策をしているでしょうか?非常食や光の確保、窓をテープなどで養生して備える人も多いと思います。そこで、夏だけでなく増えてきた自然災害に備えるために、後付け可能な自動シャッターの導入を提案させていただきます。
災害予報が出た際や、急な豪雨、突風の際にも、室内の中から携帯やリモコンでの開閉が可能。停電時には手動での開閉もできます。また、外気との遮熱効果もあるため、雨戸、シャッターを締める事で、暑さで寝苦しい夜も改善してくれる手助けになります。注意点として、ほとんどのシャッターは金属製です。昼間に暑さ対策として直接光が当たる場所のシャッターを閉めると、シャッターが熱を持ちその輻射熱で余計に屋内が熱くなる場合があります。どうしても昼もシャッターを閉めておきたい!という方は、熱を反射しやすい明度の高い色合いのものを選ぶようにすると輻射熱を軽減できます。
「シャッターは新築時やっぱりつけておくべきだった…自動は高そうだし、手動のものを…!」とお考えの方、少しだけ待ってください!商売で単価の高いものを売りつけたいのではなく、手動のものを選んで後悔したという声を沢山きくからです。LIXIL様の行ったアンケートで手動シャッター導入した後の悩みがこちら。
これら全て、自動シャッターで解決できる悩みです。QOLが確実に上がりますので、シャッターの導入を検討する方には自動のものを強くおすすめします!予算が気になる方は、家中の窓に設置するのは費用がかさみますので、養生テープでの補強が高さ的に難しい場所や、面積が大きい破損リスクの高いリビングや、寝室の窓、日差しが当たる南側の窓等からの導入を検討して見てはいかがでしょうか?
LIXIL様 シャッター・雨戸類商品→https://www.lixil.co.jp/lineup/window/jshutter/
YKKAP様 シャッター・雨戸類商品ページ→https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/window/madoremo-shutter_screendoor
破損してもなかなか腰が上がらず放置してしまうランキング上位の雨樋(私調べ)。そもそも、どんな役割があるかご存知でしょうか。それは壁内に水の侵入を防ぐのが一番の目的です。ほとんどの住宅は木材が使われ、木材は呼吸しているので通気がとられているんですが、そこを含めて、内部に水が侵入してしまわないように雨水をコントロールする必要があります。住宅を長持ちさせるには日本では湿気と、雨水対策は必須になってきますので、雨樋が破損した場合しっかりと補修していきましょう!将来的には家が長持ちしてコストが下がる場合がおおいので、この夏前に修理してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?春と秋がなかなか感じられず、急に夏がやってくるように感じられる近年。室内での熱中症や、暴風雨による住宅被害もよく耳にするようになりました。雨、湿度、風、それぞれの対策をしながら、どんな季節でも快適に過ごせる住宅づくりをしていきましょう!
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